カミソリや毛抜き、市販の除毛クリームなど、ムダ毛処理の方法には色んなものがありますよね。
一番楽でお金もかからないのがカミソリで剃る方法です。
お風呂に入った時に石鹸やボディーソープの泡でムダ毛処理をしている人もいるでしょうが、実は間違った方法なんです。
いかに肌を傷つけるやり方なのかを説明しましょう。
もくじ
アルカリ性の洗浄成分が肌を傷つける
石鹸やボディーソープは汚れを落とすためのものですから、洗浄成分がたっぷり含まれています。
汚れを落としやすくするためにアルカリ性のものが多く、皮脂やメイクなどの油性汚れをしっかり落としてくれるんです。
肌は弱酸性ですから、アルカリ性だと傷つきやすいんです。
汚れきちんと落とすためなら大丈夫なですが、汚れてもいない肌にアルカリ性の洗浄成分でムダ毛処理してしまうと、ダメージが大きくなってしまいます。
ムダ毛処理のダメージと洗浄成分のダメージが加わって、ダブルで肌が傷ついてしまうんですね。
また、洗浄成分は肌の潤いを奪ってしまって乾燥しやすくなりますから、肌ダメージも進みやすくなります。
界面活性剤で角質の働きが弱くなる
本来、油分と水分は間逆のものですから、混じり合うことがないんです。
石鹸やボディーソープはこの2つを混ぜ合わせて汚れを落とすために、界面活性剤というものが含まれています。
この界面活性剤は角質を弱くさせてしまって、はがれやすくする働きがあるんですね。
そんな状態でカミソリでムダ毛を剃ってしまうと、肌に必要な角質までそぎ落としてしまって、肌トラブルが起きてしまいます。
ムダ毛処理後に肌がヒリヒリしたり赤くなるも、必要な角質がカミソリではがれてしまった影響なんです。
そんな肌トラブルが界面活性剤の影響で起きやすくなって、カミソリ負けや黒ずみなどを引き起こしてしまいます。
泡に付着した雑菌が入り込みやすい
体を洗って泡立てた状態でカミソリを使っているなら、とても危険なムダ毛処理方法なんです。
洗い流していない泡には汚れや雑菌が付着していて、カミソリの小さな目に見えない傷から雑菌が入り込んでしまう場合があるんです。
傷から雑菌が入り込んでしまうと、肌や毛穴が炎症を起こしてしまいます。
毛のう炎というニキビに似たブツブツができてしまって、皮膚疾患を起こす場合もあります。
泡立てが不十分だと肌への摩擦が起きやすい
石鹸やボディーソープをたっぷりと泡立ててムダ毛を剃るのは、カミソリの刃の滑りをよくして肌を傷つけないためです。
泡立てが不十分だった場合には潤滑剤の役目を果たせなくなって、ダイレクトにカミソリのダメージが肌に加わってしまいます。
肌とカミソリの摩擦が起きやすくなって乾燥したり、摩擦が刺激となってメラニンが作られて黒ずみになってしまいます。
そもそもお風呂でのムダ毛処理がNG
石鹸やボディーソープだけでなく、お風呂でムダ毛処理すること自体が肌にとってはよくないことなんです。
高温多湿のお風呂は雑菌の宝庫ですから、肌トラブルのリスクがぐんと高まってしまいます。
さらに、お風呂に置きっ放しにしているカミソリを使っているなら、さらにリスクが上がってしまいます。
雑菌がカミソリにたくさん繁殖していて、ムダ毛処理するだけで肌を傷つけてしまいます。
清潔な場所でムダ毛処理をしよう
ムダ毛処理をするなら、きちんと清潔に掃除されていて安全な部屋でやるのが正解です。
お風呂のように高温多湿ではありませんし、清潔な環境ならムダ毛処理で雑菌が肌や毛穴に入り込むのを防げます。
肌も清潔な状態でムダ毛処理した方が効果がありますから、お風呂上りに清潔な部屋でお手入れするのがベストですね。
専用のシェービングジェルなどを使おう
間に合わせの石鹸やボディーソープではなく、ムダ毛処理専用のシェービングジェルやフォームを使うのが大切です。
潤滑剤の役目をきちんと果たしてくれてカミソリの滑りがよくなりますし、肌を傷つけるのを防いでくれます。
保湿成分などが入っていますから肌に潤いを与えてくれて、乾燥やカミソリ負け、黒ずみなどの肌トラブルが起きにくくなります。
カミソリは毛の流れに沿って動かす
カミソリをムダ毛の流れと逆方向で剃った方がしっかり根元まで剃れますが、肌や毛穴を傷つけてしまいます。
ムダ毛が生えている方向と同じ方向にカミソリを動かして、毛を剃るのが正しいやり方ですね。
また、何度も同じところを剃るのは止めて、1回で終わらせるのも肌トラブルを防ぐ方法です。
きれいに剃れない場合にはカミソリの刃が古くなって切れ味が悪くなっていますから、新しいものと交換してあげましょう。
肌トラブルのリスクは少しでも減らす
夏につるつるの肌を出して過ごすためにも、肌を傷つけるムダ毛処理のリスクを減らすのが大事ですね。
石鹸やボディーソープは肌トラブルの元凶になりますから、使わないで正しい方法でムダ毛処理するようにしましょう。
間違った方法を止めて、肌をいたわる正しいお手入れをするように心がけて、悩みを増やさないのがポイントです。